北欧生まれのハイエンド音響ブランドBANG & OLUFSEN。ワイヤレス全盛の今だからこそ、有線モデルで味わえる繊細な原音再現と上質なデザインに注目が集まっています。
本記事では、往年の名機をはじめ現行ラインから厳選した人気有線イヤホンを取り上げ、その魅力と選び方をわかりやすく解説します。
また、下記では【2025年版】音質重視!有線イヤホンのおすすめランキング20選について詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。 有線イヤホンは、音質を重視する音楽愛好者やゲーマーにとって、今もなお欠かせないアイテムです。ワイヤレスイヤホンが普及する中でも、有線イヤホンが持つ安定した音質や電池切れの心配がない点は、多くのユーザー ... 続きを見る
【2025年版】音質重視!有線イヤホンのおすすめランキング20選
b&o(BANG & OLUFSEN)とは?
B&Oは北欧デザイン×ハイファイサウンドの代名詞として知られるデンマーク発の音響ブランドです。創業当初から音質と美観を二律背反とせず追求し、オーディオ機器をインテリアアートへ昇華させてきました。
ここでは100年以上続く歩み、製品づくりの哲学、そして世界市場での評価にフォーカスしながら、その唯一無二の魅力を紐解きます。
- B&Oの歩み
- B&Oのブランド哲学
- B&Oの世界での評価
B&Oの歩み
(引用元:B&O公式)
1925年、エンジニアのピーター・バングと実業家スヴェン・オルフセンがデンマークの小さな町ストルーアに設立したのがB&Oの始まりです。真空管ラジオの「Type Five Lamphouse」で名を上げた後、50年代には“Beolit”シリーズのトランジスタラジオで北欧デザイン賞を受賞。
70〜80年代にかけては名機「Beogram 4000」ターンテーブルや「Beolab」スピーカーなどスタジオ品質の製品を次々に発表し、家庭用オーディオの世界基準を更新し続けました。その後もテレビ、携帯電話とのコラボ、車載音響など事業領域を拡大し、2025年で創業100周年を迎えた今も革新を止めない生きたレジェンドです。
B&Oのブランド哲学
「Form Follows Function(形態は機能に従う)」をモダニズムの基礎としながら、B&Oは機能美をさらに昇華させた“エモーショナル・デザイン”を提唱します。音質はもちろん、触れたときの温度感や見たときの陰影美まで計算し尽くすことで、ユーザーの五感すべてに訴えかける体験を創出。
例えばアルミ削り出し筐体の曲面は拡散音を抑えつつ光を柔らかく反射させ、リビングに置くだけで空間と調和します。またサステナビリティにも注力しており、リサイクル可能な素材と長期修理サポートで「世代を超えて使い継がれるプロダクト」を実現している点も哲学の一端です。
B&Oの世界での評価
欧州を中心に評価されてきたB&Oですが、近年はアップルやBMWとの協業で北米・アジアでも存在感が急拡大。国際的なデザイン賞iF Design AwardやRed Dotを毎年のように受賞し、その数は累計300以上。
音質面ではStereophile誌やWhat Hi-Fi?誌で五つ星レビューを獲得し、ミュージシャンのリファレンスモニターとしても採用されています。さらに2020年代以降はゲーミングブランド「B&O Portal」やメタバース空間への参入など新領域にも挑戦し、プレミアムオーディオ=B&Oという認知を世代を超えて確立。
外観だけのデザインブランドという枠を超え、技術と芸術を両立する稀有な存在として世界中のオーディオファンから厚い信頼を得ています。
また、下記では【2025年最新版】高級イヤホンおすすめランキング15選|音質・デザインで選ぶハイエンドモデルについて詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。 音楽の世界を新たな次元へと導く高級イヤホン。その魅力は、ただの音を超えた感動を提供することにあります。 音質、デザイン、そして所有する喜び。これらすべてを兼ね備えたハイエンドモデルは、音楽愛好家にとっ ... 続きを見る
【2025年最新版】高級イヤホンおすすめランキング15選|音質・デザインで選ぶハイエンドモデル
b&oイヤホンの特徴
B&Oの有線イヤホンは「見て美しく、聴いて心地よい」を体現したプロダクトです。ここでは4つの切り口から、その魅力を深掘りします。
- 北欧デザイン美
- 高音質チューニング
- 高級素材と耐久
- 独自技術と機能
北欧デザイン美
(引用元:B&O公式)
B&Oのイヤホンは、ミニマルでありながら温かみを感じさせる北欧デザインが最大のアイデンティティ。鋭角を排し、指先に触れたときの質感まで計算された曲線フォルムは、装着時に顔回りへ自然に溶け込みます。
アルミ削り出しシェルにはヘアライン加工と陽極酸化処理が施され、光を柔らかく反射しながら傷や指紋の付着を低減。カラーリングもモノトーンやアースカラーが中心で、ビジネスシーンでもカジュアルでも浮きません。
パッケージやキャリングポーチまで同系色で統一されるため、開封の瞬間から使う喜びを高めてくれるのがB&O流です。
高音質チューニング
音作りは「BeoSonic™」という独自の音響哲学に基づき、周波数特性のフラットさよりも“聴覚上の自然さ”を追求。中域をわずかに前に出し、低域は輪郭を保ちながら量感を確保、高域は耳障りにならないギリギリまで伸ばすことで、空間の広さと定位感を両立しています。
内部には高感度のエレクトロダイナミックドライバーを採用し、位相整合ダンパーで低歪を実現。さらにメタルハウジングが不要な共振を吸収するため、ボーカルの息遣いや弦楽器の擦過音など微細なニュアンスがクリアに浮かび上がります。
聴き疲れしにくいのに情報量が多いというレビューが多いのも、このチューニングの賜物です。
高級素材と耐久
B&Oは永く使える工芸品を目指し、航空機グレードのアルミニウム、ケブラー繊維入りケーブル、形状記憶イヤーフックなど高級素材を惜しみなく投入。アルミシェルは薄さ0.4 mmまで精密加工されながら剛性を保持し、落下やねじれにも強いのが特徴です。
ケーブル被覆にはテキスタイルを編み込むことで絡まりを防ぎつつ、摩耗や汗による劣化を軽減。イヤーチップには医療用シリコンを採用し、アレルギーリスクを抑えつつ長時間装着でも耳が痛くなりにくい仕上がりです。
結果として10年単位で愛用できる耐久性を確保し、修理用パーツも長期供給されるため使い捨てとは無縁のサステナブルな製品となっています。
独自技術と機能
有線イヤホンでもB&Oらしい革新性は健在。代表的なのがAcoustic Lens Technologyで、ドライバー前面の音導管をラッパ状に広げることで高域を耳の外側へ拡散し、イヤホンとは思えないワイドなステレオイメージを生み出します。
また着脱式ケーブルにはiOS/Android両対応のマイク&リモコンを内蔵し、メッキ接点を金とロジウムの二重構造にすることで接触抵抗と酸化を抑制。さらにアプリ連携こそ不要ながら、抵抗値を最適化したインラインアッテネータでスマホ直挿しでもノイズフロアを押さえ、音量調整時のチャンネルバランスを維持します。
シンプルな有線の枠を超えて、ユーザー体験を徹底的に洗練している点がB&Oの真骨頂です。
b&o有線イヤホンラインナップ一覧
B&Oの有線イヤホンは、北欧らしいミニマルデザインと高品位な音作りを両立したモデルがそろっています。
なかでも代表格となるのが普段使いに最適な「Beoplay H3」と、アクティブノイズキャンセリングを備えた上位機「Beoplay E4」。
ここでは両モデルの特徴と選び方のポイントをわかりやすく紹介します。
Beoplay H3
(引用元:B&O公式)
Beoplay H3は、アルミ削り出しハウジングに10.8 mmダイナミックドライバーを搭載したカナル型イヤホンです。軽量ながら共振を抑える精密な筐体構造により、タイトな低域と透明感のある中高域を両立。
人間工学に基づいたノズル角度で装着時の圧迫感を軽減し、長時間リスニングでも耳が痛くなりにくいのも魅力です。iOS/Android対応の3ボタンリモコンとマイクを備え、通勤・通学でのハイレゾ入門機として人気。
ケーブルは着脱非対応ですが、編み込みシースとL字プラグで断線リスクを最小化しています。実売1万円台後半と、B&Oらしい上質なサウンドを手軽に体験できるコストパフォーマンスモデルと言えるでしょう。
Beoplay E4
(引用元:B&O公式)
Beoplay E4は、H3の高解像サウンドをベースに独自ハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載した上級モデル。バッテリーモジュールへの給電で最大25 dBもの騒音低減を実現し、地下鉄や航空機内でも繊細な高域表現を損なわず音楽に集中できます。
低域はタイトに締まり、ボーカルが一歩前に出るチューニングでポップスやジャズとの相性も良好。ワンタッチで外音を取り込む「Transparency」機能を備え、アナウンスや会話もスムーズに行えます。
USB-C充電でANC連続使用は約20時間、電源が切れてもパッシブモードで再生継続できる安心設計。通勤から長距離移動まで幅広いシーンでB&Oクオリティを楽しみたい人に最適です。
ちなみに、b&oワイヤレスイヤホンの評判は?
有線モデルが根強い人気を誇る一方で、B&Oのワイヤレスイヤホンも「デザイン性と音質を両立したハイエンド機」として注目度が高まっています。ここでは口コミで語られる長所・短所を総括し、実際のペアリング手順や接続トラブル時の対処法までまとめて解説します。
- B&Oワイヤレスイヤホンの評判総括
- B&Oワイヤレスイヤホンのペアリングと使い方
- B&Oワイヤレスイヤホンが接続できないときの対処
B&Oワイヤレスイヤホンの評判総括
Beoplay EXやEQなど現行TWSは、低域の量感を抑えつつ中高域の抜けを優先した「B&Oらしいナチュラルチューニング」が好評。アルミとガラスを組み合わせた北欧デザインは装着時もアクセサリーのように映え、タッチ操作パネルの感度も上々です。
一方で「ノイズキャンセリング性能はソニーやBoseのフラッグシップよりやや甘め」「定価が高い割に付属アプリの機能はシンプル」といった声も。総じて音質と美観を重視するライフスタイル派から高評価で、ANC重視のヘビーユーザーにはやや物足りないという二極化が見られます。
B&Oワイヤレスイヤホンのペアリングと使い方
初回接続はイヤホンをケースから取り出し、LEDが白点滅している間にスマホのBluetooth設定で「Beoplay EX」など機種名をタップするだけ。以後はケース蓋を開くだけで自動再接続されます。
公式アプリ「Bang & Olufsen」ではイコライザーを直感的に操作できるBeosonic UIが用意され、タップ割り当てのカスタマイズやファームウェア更新もワンタッチ。マルチポイント対応モデルは「設定 > 製品 > 接続先の管理」からPCとスマホを同時登録でき、音楽再生中にスマホへ着信が来ると自動で切り替わるためテレワークでも便利です。
左右片耳モードは着脱センサーが自動判定するので片方をケースに戻すだけでOK。
B&Oワイヤレスイヤホンが接続できないときの対処
ペアリングが途切れる場合は、まずケース背面のボタンを10秒長押し→LED赤点滅後白点滅で「ソフトリセット」。これで大半の通信エラーは解消します。
改善しない場合はスマホ側で一度登録解除し、Bluetoothキャッシュをクリアしてから再ペアリング。ファームウェアが古いと接続安定性が低下するので、アプリの「アップデート」を確認しましょう。
PC接続で音が出ない場合はWindowsの「既定の通信デバイス」がヘッドセット側に設定されているかを要チェック。電波干渉が疑われる環境では、2.4 GHz帯Wi-Fiルーターを5 GHzに切り替えると改善するケースも多いです。
それでも解決しないときは、公式サポートチャットでトラブルログを送ると迅速に解析してもらえます。
また、下記では【2025年最新】音質とコスパで選ぶ!おすすめワイヤレスイヤホンランキング20について詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。 2025年の最新技術を駆使したワイヤレスイヤホンが続々と登場し、音楽愛好者や通勤・通学中に快適さを求める皆さんにとって、選択肢が広がっています。完全ワイヤレスイヤホンは、コードレスの自由さと高音質を兼 ... 続きを見る
【2025年最新】音質とコスパで選ぶ!おすすめワイヤレスイヤホンランキング20
b&oイヤホンの人気おすすめ3選
数あるB&Oイヤホンの中から音質・機能・使い勝手・価格の4軸で総合評価し、特にユーザー満足度が高い3モデルを厳選しました。ベーシックな有線モデル「H3」、ノイズキャンセリング搭載の上位有線モデル「E4」、そして最新ワイヤレスで話題の「Eleven」を比較することで、ライフスタイルや用途に合った一台が見つかります。
まずは各モデルの特徴を確認していきましょう。
Beoplay H3(有線)
手頃な価格でB&Oサウンドを体験したい人向けの定番モデル。
アルミ削り出しハウジングに10.8 mmダイナミックドライバーを搭載し、低域の量感と透き通る中高域を両立。ハウジング内部に43個の通気孔を設けることで空気の流れを最適化し、音場の広さと装着安定性を両取りしています。3ボタンリモコン付きケーブルは布巻きシースでタッチノイズを低減しつつ断線リスクも最小限。実売2万円弱ながら、北欧らしいミニマルデザインと上質な仕上げで「普段使いでも所有感を満たす」1本として根強い人気です。
Beoplay E4(有線)
通勤・出張など騒音下でのリスニングに最適なANC搭載モデル。
アクティブノイズキャンセリング用のハイブリッドマイク構成と独自DSPにより、最大25 dBの騒音をカット。バッテリーモジュールはクリップ式で携帯性に優れ、ANC連続使用で約20時間駆動します。サウンドはH3譲りのクリアさに、低域のキレとボーカルの近さをプラスしたチューニングで、ロックやポップスとの相性も抜群。ANCが切れてもパッシブ接続で再生可能なため、電池切れの心配もありません。「静寂と音楽を同時に持ち歩く」感覚を味わえる一台です。
Beoplay Eleven(ワイヤレス)
最新機能を詰め込んだプレミアムTWSで、B&Oの未来形を象徴。
6基のマイクと改良版ANCにより、低周波ノイズまで効果的に抑制。IP57防塵防水ボディは悪天候やワークアウトにも対応し、アルミと強化ガラスの組み合わせがジュエリーのような質感を演出します。バッテリーはイヤホン単体で最大6時間(ANCオン)、ケース併用で最長20時間。EUの新電池規制を見据えた交換可能設計を採用し、長期使用をサポートします。マルチポイントBluetooth 5.2でPCとスマホの同時接続も自在。音質はEX譲りの繊細さに重心の低い低域をプラスし、ジャンルを選ばない万能型。ワイヤレス派でもB&Oらしいラグジュアリーと音の深みを妥協せず楽しめます。
まとめ
BANG & OLUFSENの有線イヤホンは、北欧デザインの美しさとハイエンドオーディオの実力を兼ね備えた長く愛せる逸品ばかりです。名機A8の開放感、H3 Gen2の万能バランス、Earset 3iの軽快フィット――どのモデルを選んでも、B&Oが100年かけて磨いてきた音作りと素材美が日常を豊かにしてくれます。
ワイヤレス全盛のいまだからこそ、ケーブル一本で原音の息遣いまで届ける有線モデルを手に取り、北欧発プレミアムサウンドの奥深さをじっくり味わってみてください。