マークレビンソン初のヘッドホン「No5909」とは？特徴やレビューも紹介

音響ブランド「マークレビンソン」が初めて手がけたワイヤレスヘッドホン「No5909」が話題を集めています。高音質・高性能を追求し、ハイエンドモデルとして注目されるこの製品。

この記事ではNo5909の特徴やJBLとの違い、実際のレビューまで詳しくご紹介します。
また、下記ではヘッドホンについて詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

そもそも、　マークレビンソンとは？

マークレビンソン（Mark Levinson）とは、1972年にアメリカで誕生したハイエンドオーディオブランドです。創業者の名を冠したこのブランドは、オーディオファンの間で「音の芸術品」とも称されるほどの高品質な音響機器を手がけてきました。

アンプやDACなどのホームオーディオ製品で培われた音作りの哲学と精密な技術力は、長年にわたり世界中のオーディオ愛好家から支持されています。そんなマークレビンソンが初めて挑戦したヘッドホンが「No5909」です。

高音質はもちろん、快適な装着感や最新のワイヤレス技術を備え、同ブランドの新たな代表作として注目を集めています。

マークレビンソン公式

マークレビンソンのヘッドホン「No5909」の基本情報

（引用元：マークレビンソンン公式）

Mark Levinson（マークレビンソン）の初となるワイヤレスヘッドホン「No5909」は、ハイエンドオーディオブランドの名にふさわしい、究極の音響体験を追求した製品です。ハーマン・インターナショナル傘下で培われた音響技術に加え、長年の高級オーディオ開発ノウハウを結集して設計されています。

Bluetooth対応でありながらも、有線接続でも使用可能な柔軟性を持ち、LDACやaptX Adaptiveなどの高音質コーデックにも対応。ノイズキャンセリング、外音取り込み、長時間バッテリーなど、現代の高級ヘッドホンに求められる機能を網羅し、ライフスタイルに寄り添う設計が魅力です。

マークレビンソンのヘッドホン「No5909」の特徴

マークレビンソンの初のヘッドホン「No5909」は、オーディオ愛好家に向けた最高峰の音響体験を実現するために開発されました。ハイレゾ音源に対応した高音質設計に加え、業界最高水準のノイズキャンセリング機能やロングバッテリーなど、使い勝手と性能を両立したプレミアムモデルです。

ここでは、No5909の注目すべき3つの特徴を詳しくご紹介します。

LDAC対応と音質の良さ

No5909は、LDACコーデックに対応することで、Bluetooth接続でもハイレゾ相当の高音質を再現。音楽のディテールまで丁寧に描写します。

マークレビンソン「No5909」は、Bluetooth接続ながらもLDACに対応しており、最大96kHz/24bitのハイレゾ音源をワイヤレスで楽しめます。一般的なSBCやAACと比べて情報量が圧倒的に多く、細かなニュアンスや空気感までリアルに再生。

さらに、マークレビンソン独自の音質チューニングにより、低域から高域までバランスよく、かつ自然な音場で再現されるのが特長です。ジャズやクラシック、ボーカル中心の楽曲にも相性が良く、「音の深さ」を体感できるヘッドホンです。

ノイキャン性能の高さ

No5909はアクティブノイズキャンセリング（ANC）を搭載し、移動中や騒がしい環境でも音楽に集中できる静寂なリスニング空間を提供します。

No5909は、3段階に調整可能なアクティブノイズキャンセリング（ANC）機能を搭載。周囲の騒音レベルやシーンに応じて最適なキャンセリングモードを選べます。航空機のエンジン音や通勤電車の騒音もしっかりと抑え、音楽や通話の邪魔になりません。

さらに、外音取り込み機能（アンビエントモード）も備えており、周囲の音を自然に聞き取りながらの利用も可能です。ノイキャンと音質の両立を高次元で実現した、まさにプレミアムモデルと呼ぶにふさわしい性能です。

バッテリー持続力

長時間使用に対応したバッテリー性能もNo5909の魅力。日常使いや出張・旅行時にも安心して使用できます。

No5909は、ノイズキャンセリングON時でも最大約30時間の連続再生が可能。さらに、ANCをOFFにすれば最大約34時間まで再生時間が伸びるため、長時間のフライトや終日作業にも対応できます。

また、急速充電にも対応しており、たった15分の充電で約6時間使用できるのも大きな魅力。高性能ながらも実用性を兼ね備えたバッテリー設計は、ヘッドホンに求められる快適な持続力をしっかりとカバーしています。

マークレビンソンとJBLのヘッドホンの違いとは？

どちらもハーマン・インターナショナル傘下のブランドでありながら、マークレビンソンとJBLは製品の方向性やターゲットが大きく異なります。音質や価格帯、デザイン、サポート体制にいたるまで、それぞれのブランドの哲学が反映されています。

ここでは、両者の違いを4つの視点から比較し、No5909がどのように独自の価値を提供しているかを解説します。

音質チューニングの差

まず注目したいのが「音作り」の違いです。両ブランドの音質チューニングは、それぞれ明確な方向性を持っています。

JBLのヘッドホンは、「JBLサウンド」と呼ばれる迫力のある低音と明るめの高域が特徴で、ポップスやEDMなどのジャンルで心地よいリスニング体験を提供します。一方、マークレビンソンのNo5909は、スタジオクオリティを追求した「原音忠実」なチューニング。

バランスの取れたフラットな音響特性で、音の細部や空気感までも丁寧に再現します。聴き疲れしにくく、長時間のリスニングにも適している点が大きな魅力です。

マークレビンソンはプロフェッショナル向けの精密な音質、JBLはエンタメ志向の音作りという、方向性の違いが明確です。

JBLとの価格差

価格も両者を分ける重要なポイントです。JBL製品と比較すると、No5909は圧倒的に高価格帯に位置づけられています。

JBLのヘッドホンは、おおよそ1〜5万円台と幅広く、コストパフォーマンスに優れた製品が多数ラインナップされています。一方、マークレビンソンの「No5909」は20万円前後という高級路線。

これは単なるブランド料ではなく、素材選定や製造工程、音質チューニング、付属品、さらには世界観までも含めた体験の価格です。日常使いのJBL、対してオーディオに深くこだわる層向けのNo5909と、価格面でも明確な住み分けがなされています。

デザイン比較

ヘッドホンは機能だけでなく、デザイン性も選ぶ際の大事なポイント。両ブランドのデザイン哲学は大きく異なります。

JBLは若年層やカジュアル層を意識した、ポップでカラフルなデザインが多く、ライフスタイルに寄り添う軽快なビジュアルが特徴です。対してマークレビンソンのNo5909は、重厚感と高級感を両立させたシックなデザイン。

航空機グレードのアルミニウムや高級レザー素材を使用し、上質さを追求した佇まいは、まさにオーディオジュエリーとも言える存在感を放ちます。スタイルに品格を求めるユーザーには、No5909が圧倒的に支持されています。

サポート体制の違い

見落としがちですが、サポート体制も両ブランドの違いとしてチェックすべきポイントです。

JBLは世界的に展開する大手ブランドとして、量販店やECサイトを通じた広範なサポート体制を構築しています。サポートへのアクセスは比較的簡単ですが、マス向けであるがゆえに、個別対応の柔軟性には限りがあります。

一方、マークレビンソンはプレミアムブランドらしく、購入後の製品登録や専用窓口でのサポート、修理体制などがより手厚く設計されています。高額製品に見合うアフターケアが用意されており、安心感の面でも大きな差が生まれています。

また、下記では1万円以下で見つける！コスパ最強ヘッドホンランキング10選【2025年版】について詳しく解説してます。気になる方はぜひ参考にしてみてください。

マークレビンソンのヘッドホン「No5909」購入者のレビューを紹介

No5909は高価格帯のプレミアムヘッドホンであるにもかかわらず、多くのオーディオファンや音楽愛好家から注目を集めています。では、実際に購入した人たちはどのような評価を下しているのでしょうか？

ここでは、レビューや口コミをもとに、実際の使用感や満足度をリアルにご紹介します。

No5909購入者レビュー

まずは、実際のユーザーによるレビューをピックアップし、No5909がどのように評価されているかを見ていきましょう。

No5909の購入者レビューでは、「音質のクオリティがこれまでのワイヤレスヘッドホンとは別次元」との声が多く見受けられます。ハイエンドモデルらしい細やかな音の表現力や、豊かな音場の再現力に感動するユーザーが多数。

Bluetooth接続でこれほどの解像度を出せる製品は珍しく、「スタジオモニターに近い」とのコメントも。また、上質な素材を使った外観や、フィット感の高いイヤーパッドの質感にも高評価が集まっています。

価格に見合う満足度の高さを実感しているレビューが中心です。

高評価ポイント

高評価を得ているポイントとして最も多いのは、やはり「音質」です。特にLDACによる高解像度な再生能力と、原音に忠実なチューニングに対する評価が非常に高く、「細部のニュアンスまで感じ取れる」との声が目立ちます。

加えて、アクティブノイズキャンセリングの効果も自然で耳に優しく、長時間のリスニングでも疲れにくい点が好評。また、航空機グレードのアルミ素材や高級レザーを使った筐体の高級感、バッテリーの長さや急速充電対応など、機能面でも満足度が高いレビューが多く投稿されています。

低評価ポイント

一方で、No5909にも改善を求める声は少なからずあります。主な不満点を見てみましょう。

最も多く見られる低評価のポイントは「価格の高さ」です。20万円を超える価格設定に対し、「誰にでもすすめられる製品ではない」という意見も。

一部では「この価格なら有線のハイエンドモデルも検討対象になる」という声もあります。また、Bluetooth接続時の接続の安定性や、アプリの使い勝手に対する指摘も見受けられました。

加えて、物理ボタンの配置がやや直感的でないという意見もあり、操作性の面では賛否が分かれるようです。ただし、これらのマイナス評価は高級機としての期待値の高さが背景にあると考えられます。

まとめ

マークレビンソン初のヘッドホン「No5909」は、その高音質・高機能・高級感すべてにおいて、まさにフラッグシップにふさわしい一台です。LDAC対応によるハイレゾ相当の再生、自然で優れたノイズキャンセリング、高い装着性と長時間バッテリーなど、細部にまでこだわりが詰まっています。

価格こそハードルは高いものの、それに見合う価値を感じる人も多く、音質やデザインに妥協したくない本格派ユーザーにおすすめです。この記事が、あなたにとって理想のヘッドホン選びの参考になれば幸いです。